30分のステージです

風を見ていた
見えるはずのない風を見ていた
落ち葉が舞い飛ぶのを
砂ぼこりが乱れ狂うのを
道行く人の服がはためくのを
違う
俺の見ていたのは風だ
風そのものだ

『いつもの明日は吹いていて――風』は最初期の杉田作品の一つです。1981だか1982年の夏でした。
ストーリーではなく単発のエピソードを重ねて詩形式で、ことばを積み上げていきました。
今回、昔の自分に向かい合ってみて、何一つ変わらない自分が情けなく、だからまた愛着もわきました、しかたのないやつだなと。

年齢をいくら重ねたところで、自分が変わるはずもなく、むしろ同じ失敗を繰り返すだけのような気もします。遠く過ぎ去った昔も、ついさっき仕出かした苦い思いもひとところに重なり絡み合っては自分という不確かなものになっている。
叫び出したいような衝動、問いかけずにはいられない整理のつかないいろいろな気持ち。
吹き抜けていく風のようには、見過ごせない思い。
ことばにのせて語るという役者としてのせめてもの立ち位置でこの作品をお届けします。
過去の作品でありながら、全面改定により最新作となりましたこの本と、じっくり向かい合っているところです。

今度の月曜日、5月6日、いつものスタックスフレッドでお会いしましょう。
よろしくお願いいたします。
(詳細はサイトをご確認ください)

杉田由鷹
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